

『ツナマヨブルー』
『ツナマヨブルー』 「コンビニのおにぎりには明確な賞味期限がある。」 早朝に買ったそれを、夜の七時になってようやく開封する。 最近、夜風がなまぬるくなってきた だから、それは、果たして無事だろうか。 恐る恐るにおいを嗅ぎ、慎重に 一口かじる セーフ……NO腐敗!!! 咀嚼しながら、脳内では今日一日の「再生ボタン」が勝手に押され、本日付けのVHSの再生が始まる。 ……カチッ あそこはどうだったか ここはどうだったか 一つ残さずこぼさなかったか、その意図を。 こぼして許されるのは、おにぎりの米粒だけだろ と、米粒と共に、それらを飲み込む コンビニの棚に並んだ彼らの賞味期限は十数時間。 しかし、 本日付けのVHSは、明確な期限がなく 二日、三日、一週間……は永遠に再生される。 キュルキュル…… キュルキュル…… 僕の胃袋は、それなりに聞き分けがいい。 朝、おにぎり二個とコーヒーを流し込めば、満腹サインが脳へ届けられ満足だ しかし、腹はふくれても、胸の奥に陣取る激イタ観客は、満足してくれない まんぷくにはなれるくせに、まんぞく

龍之介
3月29日読了時間: 2分


『そんなに嫌がらないで話をしようよ』
『読んでくださってるそこのあなた。 昨年は大変お世話になりました。 ありがとうございました。 今年も何卒、何卒よろしくお願い致します。』 挨拶が済んだところで、年始の話をしましょうか。 僕の年始はですね、毎年恒例で祖母の家へ行きます。 そして、これまた恒例のおせちを食べます。 今年も「栗きんとん」を集中的に攻めました。 なぜなら、おせちの一つひとつの料理には意味があるからなんですね〜。 栗きんとんの意味は…… 「財運」「金運」。 ……まあ……食べちゃいますよね〜 正直、お金は今、欲しいです。 お金があれば、それだけ多くの経験ができますから。 おせちの重箱のように、 色んな経験を積み重ねて、 めでたいレベルアップをしていきたい。 …だから……栗きんとんなんですよね〜 栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗栗 あとですね、新年の目標を紙に書きました。 新年に意気込んだあの気持ちが、 日常の中に溶けて消えてしまわないように、 この世に物理的に誕生させ、存在させておきました。 叶いますように。 粛々と。 言葉言葉言葉言葉言葉言葉言葉言葉 ……と、ここまで話してき

龍之介
1月20日読了時間: 2分


